2025/02/19
先日、参加したマイクロダイレクトボンディング ハンズオンセミナーを主催している
福岡のスタディーグループFLATにオブザーバーとして参加することになりました。
月に1回の定期勉強会や各学会への参加などの活動をしています。
2/13に定期勉強会が開催されWebで参加しました。
テーマは「歯根穿孔に対する治療法」
歯には神経を通す根管という構造があります。
むし歯が神経にまでおよぶと神経が感染、壊死に陥ります。
通常は感染した神経を除去して根管を綺麗にし封鎖すると治癒するのですが、
何らかの原因で根管の途中に穴が開いてると封鎖しきれずに抜歯となることがほとんどです。
しかし、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)で穴の場所を正確にみながらMTAセメントで確実に封鎖すると
5年後再発率が約10%の成績で歯を残すことができます。
勉強会では出血が多い場合、穴が大きい場合などの対応について論文を引用しながら活発な議論が行われました。
当院でも自由診療となりますがMTAセメントでの封鎖術を行っています。
今後もなるべく抜かずにご自身の歯が残せる医療を提供してまいります。